
OpenSeaでNFTを買おうと思ったら、黒・赤・紫の3色のイーサリアムのアイコンがあった。
この違いは何ですか?買いたいNFTは紫アイコンですが、どうやって入手するの?

色の違いは、NFTの買い方の違いです。
そして色が違うイーサリアムは、それぞれ入手の方法が異なります。
OpenSeaでNFTを購入するなら知っておきたい知識なので、学んでおきましょう。
黒:ETH。普通のイーサリアム。
ETHを購入して、Metamaskに送金する。
赤:WETH。イーサリアムをラップ(WRAP)したもの。
MetamaskのETHを、OpenSeaでWETHに交換する。
紫:ETH(Polygon)。ポリゴンチェーンのイーサリアム。
XRPを購入してMATICにコンバート。
QUICKSWAPでMATICをETH(Polygon)に交換する。
イーサリアムの色の違い

まずは色の違いから。これは、即購入できるかできないか、の違いです。
ここから詳しく解説します。
黒アイコンのイーサリアム(ETH)

黒いアイコンのイーサリアム(黒ETH)は、取引所で普通に購入できるETH(イーサリアム)です。
コインシンボルは【ETH】。イーサリアムのメインネットワークで利用できます。
NFTの購入といえば黒ETHで、OpenSeaでは、最多の2800万アイテムが黒ETHで購入できます。
黒ETHで買えるNFTは、今すぐ購入できるNFT、です。
例えば、
- 定価販売されているNFTの購入
- ダッチオークションのNFTの購入
これらは黒ETHで購入します。
ただ黒ETHには課題もあって、1秒間に処理できる数が少なく、また処理のための料金が高いです。
で、黒ETHと対比の関係にあるのが赤いアイコンのイーサリアムです。
赤アイコンのイーサリアム(WETH)

赤いアイコンのイーサリアム(赤ETH)は、黒ETHをラップ(WRAP)したトークンです。
コインシンボルは【WETH】
なぜラップする必要があるのか?というと、黒ETHよりも1秒間に処理できる数が多く、また処理のための料金が安くできるから。
赤ETHで買えるNFTは、今すぐには購入できないNFT、です。
例えば、
- オークション形式のNFT
- 定価販売されているNFTの値下げオファー
これらは赤ETHでエントリーします。
黒ETHの課題を解決していて、さらに使う目的(購入の方法)も少し違いますね。
赤ETHでオークションに勝った場合、手に入るNFTは黒ETHで手に入れたNFTと同じです。
あくまで購入の方法が違うだけで、中身は黒ETHです。
赤ETHが必要なくなる開発も進んでいるようなので、将来は見なくなるかもしれませんね。
注意点としては、赤と紫ETHを取引所に送ってはいけない、ことです。
これは、入手方法のところで詳しく説明します。
紫アイコンのイーサリアム

紫のアイコンのイーサリアム(紫ETH)は、ポリゴンネットワークのイーサリアムです。
黒ETHが利用できるイーサリアムのメインネットワークから、派生したもの、と覚えておくとよいでしょう。
紫ETHで買えるNFTは、今すぐ購入できるNFT、です。黒ETHと同じですね。
例えば、
- 定価販売されているNFTの購入
- ダッチオークションのNFTの購入

黒ETHと同じ用途なら、なぜポリゴンネットワークを利用しているの?

ポリゴンネットワークのほうが処理のためのガス代金が安いからです。
例えば、
黒ETH:NTF500円、ガス代2,000円で計2,500円
紫ETH:NFT500円、ガス代1円で計501円
みたいに、紫ETHはガス代が圧倒的に安い。
500円の絵(NFT)を買うための手数料が2,000円なんて馬鹿げてますよね。
なので、価格が控えめなNFTは手数料が安いポリゴンネットワークで発行されます。
黒ETHの代金が極端すぎるんじゃない?
と思ったかもしれませんが、普通にこれくらいの処理代金がかかります。
そしてポリゴンネットワークの手数料が安い、というメリットを多くのアーティストが選び、
黒ETHを追い上げて、OpenSeaでは1300万アイテムが紫ETHで購入できます。
特徴と利用方法をまとめると、
黒ETH:手数料が高い。NFT取引では最も利用されている。
赤ETH:値下げオファーや、オークションでのみ利用する。
紫ETH:手数料が安い。NFT取引では黒ETHの作品数を追い上げている。

では次に黒、赤、紫のイーサリアムをどのように手に入れるかを解説します。
黒、赤、紫イーサリアムの入手方法

黒アイコンのイーサリアム入手

BITPOINTの取引所で0.1EHT以上を購入して、Metamaskに送金する。
これがおすすめです。
おすすめの理由は2つあります。
- 販売所ではなく、取引所でETHを購入できる
- BITPOINTなら、送金手数料が無料
以下で少し解説します。
取引所でETHを購入できる
取引所なら手数料(スプレッド)が0~0.2%です。
暗号資産の購入は必ず取引所を利用しましょう。
そして、BITPOINTではBITPOINT PROというページから購入してください。
BITPOINT PROへの行き方👇


販売所は手数料が高いので絶対、利用しちゃダメです。
Coinc〇eckをはじめ、取引手数料の無料を謳いながら、スプレッドという名で1~5%の手数料を取って儲けている企業が多いです。
送金手数料が無料
送金手数料も、取られたくない手数料です。
EHTの送金手数料は企業によって違います。
無料:BITPOINT、GMOコインなど
0.0005ETH:FTX Japan
0.005ETH:bitFlyer、BYBITなど
無料の企業の注意点は、最低送金量が0.1ETHなどに決められていることです。
0.05ETHを送金する、ということができないです。
手数料を安く抑えるコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
赤アイコンのイーサリアム入手

赤ETHは、MetamaskなどのウォレットにETH(黒ETH)が入っていれば簡単に入手できます。
まずはMetamaskにETHを送金しましょう。
黒EHTを赤ETHに交換
次の画像から、黒EHTを赤ETHに交換する方法を解説します。
交換方法の概要
- OpenSeaにウォレット接続
- My WalletでETHからWRAPを選択
- 量を入力してWrap EHTをクリック

まず、OpenSeaにウォレットを接続します。
次に右上の「…」を選択して、My Walletを選択

My Walletの画面で黒ETHの「:」からWRAPを選択

Swapの欄に、赤ETHに変えたい量を入力します。
最後にWrap EHTを押すと承認画面が出るので承認します。
*ガス代がかかります


ガス代金を確認して、Convert tokensが完了するまで待ちます。

ウォレットに戻るとWETHが表示されています。
★これでWEHTの入手は完了です!
赤ETHがウォレットに表示されないときは


Metamaskのメニュー→設定
→実験的→改善されたトークン検出
→スイッチをON
これでもダメなら👇


トークンをインポート→WETHを検索して選択
★これで表示されるようになるはずです!

そもそも赤ETHは使う機会が少ないかもしれません。
次は紫ETHを手に入れる方法です。
紫アイコンのイーサリアム入手

紫ETHの入手方法、これが少しややこしい…!
画像付きで解説するので、ついてきてください。
紫ETH入手方法の概要
- bitFlyerでXRPを購入してBinanceに送金
- BinanceでXRPをMATIC(Polygon)にコンバート
- MATICをMetamaskに送金
- QUICKSWAPでMATICをETH(Polygon)に交換

2000円くらいのガス代とか気にならないので、さっさと紫ETHを手に入れたい。
そんな方には赤ETHの入手方法で説明したのと同じように、OpenSeaで黒ETHを紫ETHに交換できます。手順はOpenseaで
My Wallet ➡EHTの「:」
➡ Bridge to Polygon ➡ 交換量を入力
です。
では、ここから紫ETHを安く手に入れる方法を解説します。
bitFlyerでXRPを購入してBinanceに送金
まず、bitFlyerの取引所(Lightning WEB)で、XRPを購入します。
次にBinenceへXRPを送金する。
※手数料が安くなるのでこの方法をおすすめしていますが、MATIC(Polygon)さえゲットできればOKです。
この方法のメリットや口座の作り方は以下の記事をご覧ください。

bitbankでMATIC(Polygon)の扱いを始めたので喜んだのですが、送金手数料が19 MATIC(約2,000円)もかかる💦 なので、bitbankの利用はおすすめしていません。
BinanceでXRPをMATICにコンバート
BinenceでXRPをMATIC(Polygon)にコンバートします。
Binanceでは、通貨間でコンバート(交換)ができるので、XRP以外の資産を持っている方はXRP以外をMATICにコンバートしてもOK。
※手数料が安くなるのでこの方法をおすすめしていますが、MATIC(Polygon)さえゲットできればOKです。
Binenceでのコンバート方法は以下の記事をご覧ください。
MATICをMetamaskに送金
BinanceでMATICが準備できたら、
次は、MetamaskでMATICが受け取れるようにします

Metamaskのホーム上部でウォレットを選択
ネットワーク画面下部でAdd a networkを選択

次に、タブをCUSTOM NETWORKにして、
ネットワーク名からブロックエクスプローラーURLまでを入力して、追加を選択
※以下からコピペしてください
- ネットワーク名: Polygon mainnet
- RPC URL: https://polygon-rpc.com/
- チェーンID: 137
- シンボル: MATIC
- ブロックエクスプローラーURL: https://polygonscan.com/

これでMATICをBinanceからMetamaskに送る準備が整いました。
BinanceでMATICを出金しましょう。
方法は以下の記事を参考にしてください。

QUICKSWAPでMATICをETH(Polygon)に交換
★紫ETHを手に入れる手順は、これが最後です★
QUICKSWAPでMATICをETH(Polygon)に交換します。
また画像付きで解説します。
QUICKSWAPのアドレス
➡ https://quickswap.exchange/#/swap

MetamaskのブラウザでQUICKSWAPにアクセス

FromにMATICを、ToにETHを設定します。

MATICの量を入力すると、何ETHになるか表示される
購入したいNFTの金額プラス0.001ETHは交換しておきましょう。
Swapを選択すると、確認画面になります。

Confirm Swapを選択します。
※QUICKSWAPへ払う手数料0.003MATICが表示されています

交換の最終確認です。確認を選択します
※ネットワークのガス代0.0084MATICが表示されています

EHT(Polygon)は手に入りましたか?
最後までついてきていただいて、ありがとうございます。
Metamaskで、交換したETH(Polygon)が見えないとき
スマホの場合、MetamaskのネットワークをPolygonに切り替えます。
次にMetamaskのブラウザ機能で、PolygonのWalletページへアクセス。
➡https://wallet.polygon.technology/
最後にETHをトークンに追加。
これで見えるようになるはず。


Polygon Walletを選択して、次のページでETHをクリック。


Metamaskを選択して、トークンを追加、これで完了

MetamaskのウォレットがPolygon Mainnetになっていて、ETHが表示されていれば成功です。
注意:赤ETH/紫ETHを取引所へ送金してはいけない
最後に、やってしまったら絶望する、送金の注意を。
赤ETHと紫ETHは取引所での扱いがありません。
取引所とはCoincheck、bitFlyerなどの国内取引所、Binance、BYBITなどの海外取引所も含めます。
なので、取引所に送金したつもりになっても、受け口はありません。
でも、Metamaskからは送金ができてしまいます。

取引所に受け口がないなら、送金できないんじゃないの?

これが、送金はできてしまうんです。
詳しい話は避けますが、赤ETH/紫ETHを取引所へ送金してはいけない、ということは覚えておきましょう。
まとめ
OpenSeaの黒・赤・紫の3色のイーサリアムのアイコンについて
違いは何か
それぞれどうやって入手するか を解説しました!
黒:ETH。普通のイーサリアム。
ETHを購入して、Metamaskに送金する。
赤:WETH。イーサリアムをラップ(WRAP)したもの。
MetamaskのETHを、OpenSeaでWETHに交換する。
紫:ETH(Polygon)。ポリゴンチェーンのイーサリアム。
XRPを購入してMATICにコンバート。
QUICKSWAPでMATICをETH(Polygon)に交換する。
参考になれば幸いです。ではまた!
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