クライミング

氷川屏風岩の低脂肪を15日間かけて登った記録④

クライミング

長々と書き続けた低脂肪も今回が最後です。

以前の記録はコチラをご覧ください。

低脂肪

トライ10日目 20210116 TR

はい、友達いないのでソロです。(この日の記憶が曖昧なのでご夫婦と一緒だったかも)
年明けに新しいグリグリでソロしてた記憶があるので、それがこの日だったのかな。

新しいグリグリはロープの噛み込みがおきず、とてもスムーズにソロ活動ができましたよ!

はい、おわり!笑

トライ11日目 20210130

リードトライしたいのにまたソロになりそう←

これはいかん、救いの手を求めたのは氷川で出会ったご夫婦。
連絡して一緒に行ってもらえることになった(感涙

あまりご迷惑にならないようにと、ソロができる準備もしてきた。
岩場で先に来ていたご夫婦に挨拶して、アップはソロでやった。

岩場に新たな訪問者が来られたようで、人の声が聞こえる。
共通の知り合いがいる若者と、ジムの店長をやられていた方(一方的に知っている方)だ。
ソロで登っていた私に少々引いていたが、低脂肪をやるということなので初見トライを見させていただいた。

お二人ともやはり下部のポケットどりがピンとこないようであったことに、少々安堵した。
こんな強い方々もやはり苦労されるんだな〜。

私の1トライ目。
ギャラリーが増えたことに少し緊張しつつ登り始める。
クロスが危なげなくとまると、ここから緊張感が一気に増す。ここから先にリードで行ったことはないし、2ピン目をクリップするまでは恐くて落ちられない。

トラバースしてガビガビサイドをつかみ、足を丁寧において激フラッキング、左手を飛ばして右手をクリップホールドへ。
ここでクリップすると、左手のフレークとクリップホールドでやったこともないレストができた。※ちなみにこのレストは二度とできなくなった

さらなる未知の領域に突入する心臓の高鳴りを抑えるように、チョークアップする。
レストしたのか、してないのかわからないが、さあいくぞ!

左手をピンチ、右足を突起に押せてのびあがり右手をカチに、右足を踏み変えて左足をハイステップ、左手をバンドのガバカチに、、とまった!右手を三角穴に沿わせて足を上げていく。
あれ、めっちゃ足がロープと交差してる。。
でももういくしかない、そして最後のヒールを、ヒールをあげて、、ヒュンっ

「ぅぉお〜、、」

フォールの距離をみたギャラリーからこんな声が漏れた。
うん私もいま初めて落ちてビビった。
けど思ってたほど地面は近くなくて、岩に叩きつけられる不安は消えた。それよりも怖いのは、ヒールをかける体勢になると右足がロープを絡む位置に入ってしまうことだ。
これでは落ちるときに足を抜かないと、ひっくり返ってしまう。

トップまで抜ける元気がなくなったので、ここで降ろしてもらった。

このトライ以降は、クロスをはずしたことは”ない”。
でもアドバイスも人にはできない。いつもキモチワリー、落ちそうと思いながら恐る恐るクロスをだしていたので特別な感触があったとすれば”できたことがある”という事実を持っていただけ。

この日来ていらっしゃった方のトライを拝見すると、私のムーブを見て足位置や手の送りを覚えてしまったのか、余裕でクロスを止めた。
これは衝撃的でしたが、強い人だと普通にできることなんだと理解することもできた。まだまだ強くなれる。

2トライ目で指皮をべローンしたので、3トライ目はTRで各ムーブの確認をして終了!

リードで終了点の直下まで行けたんだから、これならあと2日で終わるわ!!

なんて思ってからが長いのでした…笑

トライ12日目 20210207

先週やられた指皮は回復するはずもない。でも、もうすぐ終わる気配を感じていたのでテーピングをして岩場に向かう。

ここ最近は体力の回復を最優先にしたくて、仕事が忙しいのも言い訳にジムには全く行ってない。
年明けから二回くらい行っただろうか。よく週一クライマーで低脂肪なんて登ろうと思えるものだ。

なんとか体が休まるように、眠りが浅くなるのが嫌でお酒を飲むのもやめたし、体力と栄養のムダ使いかとおもってオ◯◯ーするのも控えている。
ちょっとやってることが仙人じみてきたが、ほんとに登り切りたくて何にでもすがっていた。

でもこの日はイマイチだった。今思えばだいぶ疲れていたのかもしれない…。

1便目、2便目はヒールするカチをとったところでドボン。

右手の引き付けが弱いのと、左足の乗り込みが適当すぎる。
精神的には落ちてもケガしないな〜とか、続けてりゃ登れるでしょみたいな気分だったのかもしれない。

疲れはあるが3便目をだしたら、2ピン目直下のフレークを取りそこねて落ちてきた。ビレイヤーが完璧な制動で確保してくれたが、うまいビレイヤーじゃないと取り付きの岩に叩きつけられてしまいそうだ。

トライ13日目 20210211

今日は建国記念日。

久しぶりに1週間空けずに登ることになった。これが吉と出るか凶と出るか。

そして無事パートナー難民となり(ry

いやいやここまできてそれは悲しい…。
ということで、この岩場に来たことが無い人を騙しお誘いして楽しいアプローチを一緒にこなすのでした。

ここまでくると2時間の電車も通勤レベルの慣れなのだが、10分の電車通勤の方が圧倒的に嫌なのは全クライマーの意見が一致するところだと思う。

トップダウンでヌンチャクをかけながら、クリップポイントやフォールの可能性が高いポイントをビレイヤーとコミュニケーションしておく。安全第一なので、こういうことはしっかりやっておきたい人なのである。

さて1便目。

壁に日が入るのを待ってトライを開始。
最初のクロスはスムーズにキャッチできた。2ピン目のクリップまではとてもスムーズだ。
ここで1つミス(?)があり、少し右手をレストしたいので左手をフレークに添わせて右手をシェイクしたが、やはりうまくレストできずにすこし体幹を崩してしまう。このまま先に動くものの、バンドのガバカチを取る時に体勢を崩してドボン。

うーん、やっぱり2ピン目付近でフレークを使ってレストをするのは難しそう。
ということで足を動かした後の次の一手を出す時に瞬間的に顔の横でシェイクして突っ込む事にした。

レストの間にアニキ(ご夫婦の旦那さん)のトラバース後の動き方をジッと見つめていると、ここでも新たな発見として激フラッキングの後で足を乗せ替えてから左手をフレークに飛ばすムーブがとても安定していた。

アニキに聞いてみると「きつい事に変わりはないが左手だしが安定する」とのこと。
ほうほうアニキが言うなら間違いないのでマネっこするしかない。確かにここの左手とばしはいつも足が滑ったら、、という恐怖感と戦っていたので、ムーブが安定するなら右手の負担も少し減るかもしれない。

2便目
1日に3便は出せない(だしても高度が下がる)ことを悟ったので、これが今日の最後の本気トライになる。出だしのクロスは少し危なかったがなんとか通過し、トラバースをこなす。
ここで激フラッキングから左手をインカットしたミニカチ、(ここが新しい)左足をガバスタンスにおいて右足をフリーにして左手をフレークに飛ばす。

めっちゃ安定してとれる!!!うおおさすがアニキや。

この後の足置きを決めてなかったので一瞬足ブラになってしまったが、2ピン目もクリップして左手を少しレストした。
前便までは右手もレストするために左手をフレークに戻していたが、もう突っ込む事にする。

左手をピンチカチに送って左右の足でスタンスを拾い、右手を人差し指が良くかかるカチに出す直前に顔の横で軽くシェイク。バンドのガバカチが少し遠かったが、しっかりとキャッチして足を上げていく(そういえばここまできたの久しぶりかも)。

ヒールをガッツリと噛ませて体を壁にそわせる。あのカチを左手が掴めば終わりだ!

「ぬあっ!」

「ビタンっ(壁に接触する音」

むずいよ低脂肪〜(涙

トライ14日目 20210214

気合十分で体の調子もいい!今日は決められそうな気がする!

1便目
クロスはやや苦しかったもののしっかりと保持し直せた。
トラバース後の足の入れ替えを忘れる(なんでや)。もうやることは決まってるので2ピン目をクリップしてとても短いレストで動き出す。

いい感じだ。

ミスもなく三角穴を右手で押さえてヒールをかける。
いつもよりしっかり目に左手を出してみよう。

どんっ!

左手が引っかかった、、と思った刹那、手ははずれて大フォールをかました。
うわああ、これは止められたはずだし止めたかった。。自分の弱さにショボーン。

いやそもそもトラバースで足を乗せかえなかったのも悔やまれる。
足の乗せ替えなしずっとやっていて、それでうまくいかないことはわかっていたのに、体力が残っている1便目だからそのまま左手を飛ばしてしまった。

2便目
トラバースの足をしっかり乗せ替える。やっぱり安定しているしこっちの方がよかった。
ヒール後に左手を出したが、出しただけで全然止める気がなかった。

15時半に出した3便目。
2時間毎にトライしていて回復もしているはずなのに若干心は折れている。
もしかしたら終わるかもしれないと思って最後の左手出しまで迫るがやはり止めるつもりで出した一手ではなかった。

後ろから声援をくれている人に見せるには、申し訳ないトライをしてしまった、と帰ってから見た動画で凹んだ。こんなダサいクライミングしてるのかと振り返るのに、動画はとてもいいツールです。

クライマーズ・コンディショニングブックには超回復は48−72時間後とある。
これは筋力がレベルアップするために必要な休養の一般的は期間だ。
ということは、前回(11日)から3日後の今日はおよそ60時間後くらいであり、今日クライミングしたことはレベルアップにちょうどよかったのか?(ポジティブ)

トライ15日目 20210220

あとは決めるだけ。昨日の夜も全ての手と足の動きを再確認した。

いやここ最近は毎日毎朝毎晩ずっとずっとずっと。

ずっと低脂肪のことを考えている。

こんな朝を迎えるのは何回目かな。もう生活の一部になっている。

前回の最終トライ、2ピン目クリップ後の右手カチを取りに行くときのスタンスに置いていた足の位置を、フリーにして左足に寄せるように変えてみた。
これで5センチくらい体が上がって、重心は左側に移動している。

ここで左足を踏み替えるのだが、以前のスタンスだと右足を解除して左側に重心を移動するところで右手の力を少し使ってしまっていた。

一緒にトライしている方のムーブを参考に試してみるとよさそうに思えた。
なので今日はこの足の位置を変えただけのムーブで登ってみよう。

今日も天気がいいことを確認して、ホリ快に乗り込む。

御嶽駅で、いつものように準備運動を始める。

御嶽駅から電車が出たら、電車の棚のカチで指を温める。

いつものメンバーで、いつも通りのアプローチをこなす。

トップダウンで、ヌンチャクをかける。

2ピン目から後のムーブで、体を温める。

Secret Stuff Chalk Creamの上に、GRASPウェットコンディションをしっかりつける。

いつも通りだ。けど、今日は少し変わることがある。

そうだ、今日は完登の日だ。

「よろしくおねがいしまーす」

リップへ伸ばした手が、しっかりとリップをつかんだ。

ビレイヤーが完登の歓声をあげてくれている。

トップアウトしたら頭に血がのぼってクラクラした。体は蒸発しそうだ。

吉田和正さんの文章が頭に浮かんできた。

立ちあがりながら、ぼくは叫ぶ。
何度も叫ぶ。めまいがおきそうだ

岩と雪134号

こんな感覚は一生になんど味わえるのだろう。
33年で初めてだから、次は66歳かな。

たった一つ悔いが残るのは、たくさん楽しい時間を一緒に過ごしたご夫婦の前でRPできなかったこと。

いつかもっといいクライミングが見せられるようになれればいいなと願う。

最後に

最後まで読んでくださってありがとうございました。

“ 低脂肪をトライする。“

そんなあなたを尊敬します。

追記

低脂肪が終わってから隣のメタルフレイムにハマった記録は👇

この記事を書いた人

◆ 投資で時間の自由を手にいれて、クライミングをもっと楽しみたい♪
30代から投資を始めた会社員。暗号資産にびくびく投資。株式は死ぬほど損してわかってきた。
クライミングの目標は14a、4段!(いまは13a、2段)
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